ZEHについて
一条工務店の展示場に行くと「超ZEH」と書かれた看板を目にした方も多いのではないでしょうか??
今回はそんなZEHについてです。(私がいろいろ調べた情報を備忘録的に記載していますので、事実と異なる場合がありますのでご注意ください。)
ZEHとは
ZEHはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称です。
エネルギーを自給自足して、売電と買電の収支を年間通してゼロにしよう!という取り組みです。
なぜこんな名称を一条工務店は売り出しているのかというと、なんとZEHの基準を満たし、申請を出すと補助金がもらえちゃうんです!!
そして、一条工務店では標準でZEHの基準をほぼ満たしています!(全てではありませんのでご注意ください)
基準は?
毎年、ZEHの適合基準は実は変わっています。今年度(平成30年度)の基準を調べてみましたので紹介します。
詳細は
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について|省エネルギーについて|資源エネルギー庁
こちらを御覧ください。
基準は以下の4つを全て満たすことと記載されています。
① 強化外皮基準(1~8地域の平成 25 年省エネルギー基準(ηA値、 気密・防露性能の確保等の留意事項)を満たした上で、UA値 1、 2地域:0.4[W/㎡K]相当以下、3地域:0.5[W/㎡K] 相当以下、4~7地域:0.6[W/㎡K]相当以下)
② 再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から 20%以 上の一次エネルギー消費量削減
③ 再生可能エネルギーを導入(容量不問)
④ 再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から 100% 以上の一次エネルギー消費量削減
引用元:ZEHロードマップ検討委員会とりまとめ – http://www.meti.go.jp/press/2015/12/20151217003/20151217003-1.pdf
ただ、前述の通り大まかな基準はこの通りなのですが、今年度は追加条件があるので合わせて記載します。追加条件①〜③のうち2要件を満たす必要があります。
追加要件①:外皮性能の更なる強化
UA値[W/m2 K]が次の値以下であること。
1・2地域:0.30、3~5地域:0.40、6・7地域:0.50
※ 4・5地域については、当分の間(最長2か年程度)、0.50 以下であれば上記 の要素を満たすものとみなす。
もともとの条件よりも厳しくなっています。神奈川県は5,6地域に分類されていますので、U値は0.5以下である必要があります。
一条工務店で建てる場合は標準でクリアできます。(0.28を達成した記録があるそうですが、平均はもっと高い数値だと思われます)
追加要件②:高度エネルギーマネジメント
HEMSを導入し、発電量に応じた暖房や冷房、給湯を制御可能である必要があります。
ECHONET Lite AIFという基準を満たした機器を導入する必要があります。一条工務店のHEMSが対応しているかは不明です。(メーカーなどもわからないため)
ここに一覧があります。
追加要件③:電気自動車を活用した自家消費の拡大措置
電気自動車を家のコンセント(普通のコンセントではなくガソリンスタンドにあるようなでっかいやつ)につないで充電や給電を行えるようにするものです。
私は、自動車に乗らないためこちらは対象外になると思われます。なので上記2件について満たす必要があります。
追加要件:全量売電ではなく余剰売電
再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から 25%以上の一次エネルギー消費量削減
各家で基準一次エネルギーというものが異なります。
そういった基準で消費するであろうエネルギー量から20%の削減で良かったのですが、今年度からは25%の削減が必要になりました。
補助金額は?
これらの基準を満たすと、115万円の補助金が貰えます。
申請にかかる費用や一条工務店標準では用意できない設備などの追加費用を考えても十分プラスになる補助金がもらえると考えています。
ただ、私の場合、申請が間に合うのかなどまだ不透明な部分もあるため今後、随時情報が分かり次第記事にしていきます!
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