土地探し(2)〜条件付き土地について

土地探し(2)〜条件付き土地について

土地を探しているみなさんならこのワードを目にしたことはあるのではないでしょうか??

今回は私も陥った条件付きの土地に関する内容になります。

条件付き土地とは

すごく簡単に言うと、

建売よりもある程度自由に設計できるがハウスメーカーは選べないどころかハウスメーカーではなく工務店レベル の会社が建築する。

ということになり、例えば住友林業や一条工務店などのハウスメーカーで建てることが出来ず、不動産会社が斡旋する(提携している?そもそも不動産会社そのもの?)工務店が建築を行う。

なぜ条件付きになるのか

そもそもなぜそんな条件をつけて土地を販売するかというと、いくつか理由がありますので列挙してみました。

  • 不動産会社が不動産の買主と売主、更に工務店から手数料をもらうことで利益を得る
  • 小規模で無名な会社のため建築実績を作りたい
  • 建売住宅にしようかと思っているが、ひとまず様子見で建築条件付きで売り出す

といった理由が挙げられます。

魅力やメリットとは

条件付き土地の魅力といえばやはり安さではないでしょうか?

そもそもなぜ条件付き土地は安いのかというと前述したとおり、条件部分の利益がかなり多く実は市場相場と同等の金額が不動産会社として得られるからです。

そのため、条件付き土地は市場相場よりもかなり安く設定されており、条件である工務店も安く粗悪な家になるためトータルで建売よりも安く見えたりすることが多いです。

なので、建売にはない自由設計という売り文句に惹かれ契約してしまうのかもしれません。

もちろん、そういった選択もありだと思いますが建売同様ずっと住む家とは考えずに土地という資産価値という面が非常に大きくなってくるかと思います。

裏技があります

ここまでボロクソに言ってきた条件付きの土地ですが、実はその条件はずせることが多いんです。

実は私が契約した土地も条件付き土地でしたが、条件を外す交渉をして外してもらいました!

もちろん、タダで外してもらえるわけがありません。

条件外しの相場はピンからキリまであります。相手方は金額を提示してくれるわけではなく、こちらから金額を提示しなければなりません。

ある種の入札になるわけです。ただ、不動産業界にはある程度の条件外しの相場観があります。

神奈川県などの首都圏では相場は100万円〜300万円ぐらいと言われており、私も該当の予算幅の中で外してもらっています。

もちろん、粘ればもっと安い値段で外してもらえるかもしれませんが、その間に成約してしまえばそもそも買えなくなってしまいます。そこは決断力が試されます。

外せない場合もあります

私はとある土地がかなり気に入ったため条件外しの交渉を開始しました。

その土地は周辺相場よりもかなりお得だったため不動産会社に相場よりも高く最高でも1000万円まで積めますと言って条件外しの交渉に入ってもらいました。

結果は、惨敗でした。汚い話ですがなぜこんなにお金を積んでも買えないかというと、ここにはその企業の戦略が絡んできます。

「小規模で無名な会社のため建築実績を作りたい」この一言に尽きるのではないでしょうか?